EMモードとは
公式が案内している復旧方法
Buffalo公式FAQでは、EMモードは「ファームウェアが破損して"エマージェンシーモード"の状態」と説明されています。ドライブの故障やRAIDアレイの異常として説明されているものではありません。公式が案内している復旧方法はファームウェアのアップデートで、それに失敗した場合が修理センターへの送付です。
NAS Navigator2で商品名の一部に「EM」が表示される、またはディスク領域に「EMモード」と表示される状態です。LinkStation・TeraStationのどちらでも同じ名称で案内されています。
公式の記述
EMモードとは何か
「NAS Navigator2で商品のアイコンを選択したとき、ディスク領域の部分に「EMモード」と記載され、商品にアクセスできない場合、商品のファームウェアが破損して、商品が"エマージェンシーモード"の状態になっています。」
公式の説明はファームウェアの破損についてのものです。ドライブの故障やRAIDアレイの異常として説明されているわけではありません。
この状態でできないこと
「LinkStation/TeraStationの名称に「EM」が表示されている場合、 商品は「復旧モード」の状態です。 復旧モードの状態では、ファイルの読み書きなどができません。」
ファイルにアクセスできないのは復旧モードの仕様であり、それ自体はデータが失われたことを意味しません。
公式が案内している復旧方法
「"エマージェンシーモード" の状態は、商品のファームウェアアップデートにより復旧する場合があります。 適切なファームウェアをダウンロードし、ファームウェアのアップデートを行ってください。」
EMモードに対して公式が最初に案内するのは、ファームウェアのアップデートです。
ファームウェア復旧とデータの扱い
「ファームウェアを復旧するとLinkStationの設定値はすべて工場出荷状態に戻ります。(データは保持されます。)」
この記述は LS500/500DNBシリーズのE04(ファームウェア破損)に対する、USBドライブを使った復旧用ファームウェアの手順についてのものです。同じ記述は他シリーズのFAQには見つかりませんでした(LS400・LS200/200DNB・LS-QVL・LS-WVL/WXLで確認)。すべての機種・すべての復旧手順に当てはまるとは限らないため、お使いの機種のFAQとアップデータの注意事項を必ず確認してください。
復旧に失敗する場合
「上記の手順を行ってもアップデート前の検索に失敗する場合は、商品本体に異常が発生している可能性があります。 商品を修理センターまでご送付ください。」
公式の案内は修理センターへの送付です。修理は本体を対象とするものであり、内部データの取り出しを保証する手続きではありません。データが必要な場合は、送付前に取り扱いを確認してください。
更新の前に読むよう指示されているもの
「ファームウェアアップデータの説明文に書かれている注意事項を必ず読んでおいてください。」
機種ごとにアップデータが異なり、注意事項も異なります。当サイトはアップデータの内容を代替しません。
Buffaloは2つの場所で別のことを言っています
上のサポートFAQはファームウェアの復旧を案内し、データについては触れていません。一方、Buffalo自身のデータ復旧サービスの案内ページでは、EMモードを対象のトラブルとして挙げ、修理に出す前の相談を案内しています。
「7:EMモードやエラーコードが表示される。」の節より
「NASの状態を確認し、自己解決が難しい問題だとわかった場合は、メーカーに修理の依頼を検討されることになると思います。メーカーの修理では通常、保存してあるデータは保証されない場合が多いので、注意が必要です。取り戻したい重要なデータがある場合は、修理を実施される前に当社データ復旧サービスにご相談ください。」
サポートFAQに書かれていないこと
サポートFAQ(上の出典)を確認した範囲では、次の記述はありませんでした(確認日 2026-08-31)。「Buffaloが言っていない」という意味ではありません。上のとおり、データ復旧サービスの案内ページには別の記述があります。
- EMモードでデータが失われたと断定する記述
- ドライブの交換やRAIDの再構築をEMモードの対処として案内する記述
作業を始める前に
- アップデータの注意事項を先に読む。公式が明示的に指示しています。機種ごとにアップデータが異なり、注意事項も異なります
- 設定は初期化される場合がある。LS500/500DNBシリーズのE04に対する復旧手順では「ファームウェアを復旧するとLinkStationの設定値はすべて工場出荷状態に戻ります。(データは保持されます。)」と記載されています。適用範囲は機種と手順によります
- エラーコードが同時に出ている場合は、そちらも確認する。LinkStationは電源ランプの点滅回数でコードを表します(LinkStationのエラーコード一覧)。TeraStationは液晶に表示されます(TeraStationのエラーコード一覧)
出典
本ページの「公式の記述」は、次のBuffalo公式FAQの記述をそのまま転記しています(確認日 2026-08-31)。手順の全文は掲載していません。実際に作業する際は、必ず出典のFAQとお使いの機種のアップデータの注意事項をご確認ください。
- EMモードと表示されます/LinkStation名の一部に"EM"と表示されてアクセスできません — EMモードの定義と、ファームウェアアップデートによる復旧の案内(公式の更新日 2025/12/19)
- LinkStation/TeraStation名に「EM」が表示されてアクセスできません — 「復旧モード」の状態であること、ファイルの読み書きができないこと(公式の更新日 2024/09/05)
- LinkStation/TeraStationをPCに直接接続してEMモードから復旧させる方法 — PCと直接接続してファームウェアを更新する手順、失敗時の案内(公式の更新日 2026/01/14)
- LinkStationの電源ランプが点滅しています(LS500/500DNBシリーズ) — E04(ファームウェア破損)の復旧手順と、設定値・データの扱い(公式の更新日 2026/04/06)